鳩笛草 Hatobueso -宮部みゆき Miyuki Miyabe-

宮部みゆきさん著の「鳩笛草」を読んで一言。3人の異能者の苦悩もあり、優越感もあり、そして失うことへの恐怖、当惑、そして持つことに対する強い意志、いろいろな感情が描かれている作品。

鳩笛草 -宮部みゆき-

宮部みゆきさん著の短編集。

あまり短編集は購入していないのですが、この間会社でクロスファイアを読んだと話したときに、
「それは、燔祭を読まないと、完結しない!」
と、言われまして、今回晴れて読んだ次第です。

 

物語としては、書いた順番も、時系列も 燔祭→クロスファイア。

この本自体には、燔祭を含め3作品収録されています。
どれも、「超能力」といわれる能力を持った女性の話です。

能力を持つ人間には、苦悩もあり、
優越感もあり、そして失うことへの恐怖、当惑、そして持つことに対する強い意志、
サスペンスですが、いろいろな感情が描かれている作品だと思います。

女性の作者だからこその視点で描かれていてすっきり読めました。


魔術はささやく The Devil’s Whisper -宮部みゆき Miyuki Miyabe-

宮部みゆきさん著の「魔術はささやく」を読んで一言。非現実的と思える事象を目の当たりにした少年の選択とは?物語を通じて成長する少年が最後に下した決断とは?!

魔術はささやく -宮部みゆき-

魔術ということで、前回のクロスファイアと同じく、
あたしの中での非現実超常現象系かと思いましたが、幾分現実的な感じでした。

一見関連性のない事件が1つにつながって行く、でも見えてこない犯人像。
宮部みゆきさんらしい伏線もあり、やがて現れる犯人。。。って、
途中で犯人わかっちゃうし!
そこから、主人公がした選択、主人公は物語を通じて強くなって行きましたね、普通の男の子が解決して行くストーリーだから、その成長もひとつの魅力なのかな?

後半にかけて、一気に伏線がつながって、解決につながっていく分、
前半はサスペンスっぽくって、どうなるんだ?誰なんだ犯人?とずっと??で読めました。
そういう物語は、後でなるほど~って思う度合いが大きくてそれもまたよし。

本文から、名言を抜粋。
人間には2種類いる
・出来ることでも、そうしたくないと思ったらしない人間
・出来ないことでも、そうしたいと思ったらなんとしてでもやる人間
どちらがいい悪いではない、悪いのは自分の意思で選択したことに言い訳を作ることだ。
自分のしたことは全て最後は自分が選択したこと、ならばそれに対して言い訳を見つけちゃいけないし、言い訳をしちゃいけない。


クロスファイア Cross Fire ‐宮部みゆき Miyuki Miyabe‐

宮部みゆきさん著の「クロスファイア」を読んで一言。異能者の物語なはずなのにどこか現実社会とのリンクを感じる作品。

クロスファイア ‐宮部みゆき‐

今まで読んだ宮部みゆきさんの著書は、
いつも現実とリンクして、リアルを感じながら読んでいましたが、
今回の話はサイコ(パイロ)キネシス~~~

ポ、ポケモン以来だぜ。。。
う~ん、現実離れ。
と、思って読んでいましたが、やはり宮部みゆきさんと言いますか、
とても現実的で、本当にこんな現実があるんじゃないかと思えるほど、
哀しく、そしてまっすぐなサスペンスでした。

自分に異能があったら、その能力をどう使うだろう。

世界を動かしているのは、ユダヤと華僑とはよく言いますが、
日本を動かす○○、あってもおかしくない話です。

会社でふと、クロスファイアを読んでいると言ったら、
今更~~、的にディスられまいた。

DVDも出てるんですね、しかも鳩笛草/燔祭という前章があるなんて。。。
早速本屋へ行ってきます。


R・P・G Shadow Family -宮部みゆき Miyuki Miyabe-

宮部みゆきさん著の「R・P・G」を読んで一言。現実社会でも人が役を演じるのを見る瞬間と、その人が見せる本当のその人を見る瞬間と、どちらが多いのだろうか。

R・P・G -宮部みゆき-

最近、はまっている作家といえば、東野圭吾さん、森博嗣さんと、この宮部みゆきさん。個人的にサスペンスが好きなので、この3名の作品は定期的に読みたいと思って購入。

RPG(ゲーム)が昔好きで、よくやっていたので、そういう話なのかなと思ったのですが、
ぜんぜん違いました。

RPGはロールプレイングゲームの略ですが、読み進めるほど、
なるほど、しかし確かにRPG。

人が役を演じるのを見る瞬間と、その人が見せる本当のその人を見る瞬間と、
現実社会ではどちらが多いのか?
表裏のない、一貫性のある自分で勝負だ。

作品としては、現実と非現実が入り混じっているけど、
1本の筋道に沿って物語がすすむ読みやすい作品でした。

あと、この作品の中に 模倣犯と、クロスファイアの登場人物が。
そ、それって、その2作品を読むしかないな。


レベル7 Level7 -宮部みゆき Miyuki Miyabe-

宮部みゆきさん著の「レベル7」を読んで一言。伏線が張り巡らされているので最初は??ですが、その分クライマックスに向けてのスピード感と、盛り上がり方がハンパじゃない。

レベル7 -宮部みゆき-

宮部みゆきさん作品の中で一番好きな作品。

久しぶりに読みながら、ぞくぞくしました。

いろいろな人物が、複雑ながらも徐々につながっていく、伏線が伏線を呼び、それが最後にはひとつにつながっていく、まさにシンクロニシティといえる作品でした。

 

そうつながってきたか~~!と思っていたら、
こっちもか、こっちもか、そうなのか。
そして、最後は。。。。
伏線が多いのに主人公が記憶喪失なので最初は??が続きますが、
だからこそクライマックスのスピード感と盛り上がりが大きい。

「面白い」の一言。それに尽きるサスペンスです。


理由 Reason ‐宮部みゆき Miyuki Miyabe‐

宮部みゆきさん著の「理由」を読んで一言。インタビュー形式で進められる物語は占有屋という、現実世界でも起こりうる事を題材とした物語。1つの事象でもそれぞれの人にはその人の関わる理由があるのです。

理由 ‐宮部みゆき‐


宮部みゆきさん著の有名なミステリー小説。
インタビュー形式で話が進んでいくというのは初めてでしたが、内容はオーソドックスなストーリー。

ひとつの物事にも、いろんな人がいろんな理由で重なるのが現実、そんな印象を受けました。

 

宮部みゆきさんは前に読んだ火車といい、現実に起こりうるものを題材にしている場合があって、なるほど~そんな世界もあるんだ・・・と、勉強になることが多いです。

何事も、楽して手に入れられるものには、それなりのリスクがあるってことです。


火車 All She Was Worth ‐宮部みゆき Miyuki Miyabe‐

宮部みゆきさん著の「火車」を読んで一言。現代人なら誰にでもありえる題材を持って描かれている、とても他人事とは思えない、考えさせられるサスペンス小説。

火車 ‐宮部みゆき‐

宮部みゆき作のミステリー小説。
宮部みゆきさんの作品は初でしたが、読みやすいミステリーでした。

生きていくための知恵を勉強をせずに世に出て、知らないうちに世の中の餌食になる人。
そんな現代人なら誰にでもありえる題材を持って描かれているため、
とても他人事とは思えない、そんな内容の考えさせられるストーリーでした。

そして、最後までまったく気がつかなかったですが、
この作品はあるひとつのこだわりをもって描かれています。
特別な技法ではないですが、
それでも読者側に感じさせることができる作者の手腕はすごいと思います。

読みやすい作品ですが、いろいろと奥の深い1冊です。