キマイラの新しい城 Le Nouveau Chateau des Chimeres -殊能将之 Masayuki Syuno-

殊能将之さん著の「キマイラの新しい城」を読んで一言。シンプルすぎる真実が、勘違いや、思い込みやいろいろな理由によって複雑な物語となっているからこそ、楽しめるし、最後ですっきり?終われる作品。

キマイラの新しい城 -殊能将之-

殊能将之さん著の作品を久しぶりに読みました。
なかなか古本屋さんに出回らない作品なので、入手するのに苦労しました。

今回も主人公は石動戯作とアントニオ、
正にシャーロックホームズとワトソンのような、ダメな探偵と優秀な助手のコンビ。いや、本物は逆か。

今回も、前回読んだ黒い仏と同じく、
普通のミステリーではなく、
時代描写の緻密さや、レトリックにも富んでいて、
正にミステリーの枠を超えたエンターテイメント作品になっていました。

真実は小説よりも奇なり、とはよくいいますが、
シンプルすぎる真実が、勘違いや、思い込みやいろいろな理由によって
複雑な物語となっているからこそ、楽しめるし、最後ですっきり?終われる作品です。


黒い仏 BLACK BUDDHA ‐殊能将之 Masayuki Syuno‐

殊能将之さん著の「黒い仏」を読んで一言。まさに既成概念からの突破と言う言葉がふさわしいSFなのかミステリーなのか判断のつかない、いやつける必要のない作品。

黒い仏 ‐殊能将之‐


また、やられました。。。
前回「ハサミ男」で、内容もさることながら文章にも魅せられた殊能将之さんの作品「黒い仏」

本屋で、ジャケ買いした作品ですが、読みやすくて面白かったです。
シャーロックホームズとワトソンに見立てるならば、
名探偵明智小五郎(コナンに出てくる)と、
正義の味方を引退した仮面ライダーのコンビが解決する、ミステリー?SF??

まさに、結果を決めて原因を作る!
そんな内容なのですが、この世を動かしているのは人間か?人間から進化したものか?はたまた人間以外の何かか?
と、飛躍して考えられるかもしれない作品です(このあたりがSFっぽい)。

。。。これだけ読んでも、わけがわからないと思いますが、
いろんな要素が詰まって、
本当にこの殊能将之さんはユーモアのセンスがある人なんだな~と感じます。

まさに、既成概念からの突破。


ハサミ男 SCISSOR MAN ‐殊能将之 Masayuki Syuno‐

殊能将之さん著の「ハサミ男」を読んで一言。細かいレトリックで描かれる物語は、作中の追う者も読者も欺くあっと驚く結末に。

ハサミ男 ‐殊能将之‐


これも、小説をよく読むという友達から薦めてもらった小説。
一言で言うと、、、やられた~~。

追う側と、追われる側、2つの視点で描かれていて、読みやすく軽快な内容でした。
サスペンス小説でよくある、意図と目的がある犯行ではなく、
どちらかというと「無」がテーマの物語で、オーソドックスに解決に進むと思いきや!!

…やられました。。。
作中の追う側も、読んでいる読者(自分)も、完全にだまされた。

めちゃめちゃ面白い作品でした、紹介してもらって感謝。
あまり有名な作者ではないので、教えてもらわなかったら一生お目にかかる事はなかったでしょう。
やっぱり、たくさん本を読む人は面白い本を知ってます。

細かく繊細なレトリックを再度確認する為に再読するから、最低でも2回楽しめる本。