FXで収益を得る為の手法 ー金利差益と為替差益ー

為替取引には以下の3つの形態があります。
・経常取引(貿易) 
・資本取引(外国証券等)
・スペキュレーション(投機)
この中で、実は投機が9割の取扱量となっているのが為替相場取引の現状です。

さて、為替を使った投資(投機)の中で最もポピュラーなFXですが、利益を出す方法は主に
・金利差益
・為替差益
の2つがあります。

金利差益とは、スワップポイントとも言われます。

FXにおける取引は、例えばUSD/JPYのクロス通貨でUSDを買いのポジションで持つという場合、
「JPYを売る」という事と「USDを買う」という事を同時に行います。

今借りに日本の金利が1%、アメリカの金利が5%だった場合、
「1%のJPYを売る(USDを買う為に1%利息のJPYを借りる)」という事と「5%のUSDを買う」という事を同時に行っているとイメージしてください。

そうすると、あなたはUSDから5%の金利を受けますが、JPYに1%の利息を払う事になりますので、結果4%があなたの受け取る利息になります。
この4%分を、日割りで毎日受け取る事を金利差益と言います。

これが逆にUSDを売りのポジションで所有している場合は、4%の金利差損を支払わなければなりません。

一方、為替差益とはキャピタルゲインとも呼ばれ、いわゆる安く買って高く売る、高く売って安く買うで利益を得る手法です。
FXと言えばこちらが一般的ですよね。

では、一口に手法と言ってもどのような手法、つまりトレードの形があるのかというと、
●時間軸で切り分けた場合
・スキャルピングトレード 数秒〜数分での取引
・デイトレード      数分〜1日での取引
・スイングトレード    数日〜数週間での取引
・ポジショントレード   数ヶ月〜数年での取引
の主に4つがあります。

●相場の形で切り分けた場合
・トレンド(ブル、ベア) 相場に一定の方向感がある相場
・レンジ  相場に方向感が無く一定の幅で上り下がりを繰り返す相場        
・ショック 何かしらの要因で通常では考えられない大きな変動が起きた相場 
の主に3つがあります。

●誰が取引をするのかで切り分けた場合
・システムトレード  一定の手法で売買を繰り返すロジックを動かす事で自動的に取引を繰り返す手法
・マニュアルトレード 自分の手で取引をする手法
・ファンドトレード  お金を他者に信託し、他者に運用をしてもらう方法
の主に3つがあります。

どれが一番稼げるのか?と言われるとどれも一緒です。
ひとつあるとするならば、システムトレードは自動なので自分がPCの画面に張り付いていなくていいというのがあります。
人は24時間は働けても、72時間以上ぶっ通しで働ける人は稀ですからね。


FXというマーケットの魅力 ー決済に次ぐ?超巨大マーケットー

さて、話を変えましてもう少しFXについて紐解いてみたいと思います。

先にも述べた通り、FXとは両替です。
つまり、通貨と通貨の両替なので世界中にマーケットが広がっています。
為替を制する者は世界を制す、という言葉があるように、通貨動向は個人、法人問わず全ての人に関係してくる重要な要素です。

世界中にマーケットが広がっているという事は、つまり24時間取引が出来るのが魅力のひとつです。
ウェリントン 5:00ー15:00
シドニー   7:00ー17:00
東京     8:00ー18:00
ロンドン   15:00ー3:00
ニューヨーク 21:00ー7:00
と、主要5マーケットで24時間の取引をカバーしています。
(ちなみに、土日は休みです)

さらに、FX市場のマーケットの大きさもその魅力のひとつとなります。
大体為替相場総量は300〜400兆円/日といわれています。
日本の国家予算が1年で100兆円ですから、そのマーケットの巨大さがわかると思います。

あまりにも大きいマーケットなのでちょっとぐらいの取引では市場の価格に影響を与える事はないという所も魅力と捉える事が出来ます。
だから、日銀の為替介入の規模は○兆円規模なんですよね。それ位をぶち込んでも動く金額は多くて数円。

例えば、投資として一般的な株式だと日本の株式市場時価総額450兆円位 東京株式市場の取引総量2兆円以下/日といわれています。
たまに、仕手株といわれるインサイダーや、ある意図をもって対象株の価格を釣り上げて稼ぎを出す方法がたまに見受けられますが、これは取引総量が少ない為可能な事なのです。
あんな不公平な変動があっては安心してトレードが出来ないのが実際の所なので、それがほぼないといえるのがFXの魅力です。

ちなみに先日GPIFと呼ばれる世界最大の年金運用機構(運用資金127兆円。ちなみに2位はスウェーデンの機構で60兆くらい)が、
その運用ポートフォリオに占める国内株式の割合を12%→25%に引き上げると発表しました。
127兆円の13%ですから、約16.5兆円規模。そりゃ日経平均も1日で暴騰するわけです。

あれ、なんであんな事になったかというと、
年金運用のガイドラインによる現行の年金制度維持の為の想定利回りは4.1%なのです。(高!)
これを実現する事、そして株価を下支えする事。
これを同時に達成する為に、国民の将来を担う年金運用はハイリスクを取りにいった形ですがどうなることやら。

もちろん、運用に失敗しても年金は貰えなくなりますし、利回りを達成しなくても年金は貰えなくなりますから、うまくいってくれる事を願うしかありません。

余談ですが、国内債券比率は60%→35%と引き下げられましたが、この債券の引き取り手は誰になるのでしょうね?

さて、話を戻しますが為替が大きく変動する要因といえば、大体要人の発言や、金融政策ですから、
誰しもが情報を取れる物が変動の要因となるので、その点は公平だと僕は思います。

そして、トレードをするにあたってコレが一番重要かも知れませんが、
FX等の証拠金取引をするタイプの金融商品だけが(厳密にいうと株も空売り出来ますがプロでもほとんどやりません)、売りや景気減退局面でも儲けを出す事が出来る、という点です。
不動産、株、商品、外貨預金など、主に買い→売りでしか儲けを出す事が出来ない金融商品に比べ、売り→買いでも儲けを出す事が出来るという点はFXの優れた特徴のひとつでしょう。


FX投資家を守る?仕組み ーマージンコールと強制ロスカットー

前の記事の例で100万円の資金のうち、80万円の証拠金分でレバ25倍の取引を1ドル=100円でスタートしました。
為替は変動し、99円になると、口座の資産評価額は0円になります。
98円になると−20万、95円になると−100万円、94円になると-120万円、、、と元々持っていた資金以上に損をしてしまうことになります。
実際にドル円相場が1日で5円以上動く事等ほぼ無いに等しいと思いますが、他の通貨ペアでは起こりえます。

こうなってしまうと、FXプレーヤーは資金を無くしてしまうどころか、更に借金を抱えてしまう事になります。

過去、このような問題があったため、制定されたルールがマージンコールと強制ロスカットです。

マージンコールとは、各FX業者が定めた証拠金維持率((預入証拠金残高+損益評価額)÷(取引中の証拠金残高))を下回った場合、このままだと強制的にロスカットしちゃいますよ、とアラームを挙げる機能です。
日本のFX業者は大体50%〜100%が多いのではないかと思います。(海外のFX業者はもう少し維持率が低い傾向にあります)
この値が100%という事は、例でいうと1ドル=99円の時ですね。
証拠金維持率=(預託証拠金残高100万円+(損益評価額−20万円))÷(取引中の証拠金残高80万円)=100%(1ですが)

強制ロスカットというのは、マージンコールがある業者はそれが発動された後、その状態が解消されず(追証など対策をせず)定められた期間を過ぎてしまったため、FX業者側で自動的にポジションの決済をしてしまう、という事です。
一応、損が拡大しない為の消費者保護の為、という事ですので。

では、実際ロスカットされるとどうなるかというと、仮に証拠金維持率50%で強制ロスカットされる業者の場合、先ほどまでの例を使いますと、
50%=(預託証拠金残高100万円+(損益評価額−60万円))÷(取引中の証拠金残高80万円)
と、いう事でこの状態でロスカットが施行されますから、余剰だった20万はもちろん、証拠金としてホールドされていた80万円のうち、40万円も評価損の決済に使われ、口座には40万円しか残っていない、という事になります。

ちなみに、僕は過去1回だけ朝起きたらロスカットされていて頭が真っ白になった経験があります。


FX等の差金決済取引の特徴 ーレバレッジと証拠金ー

FXは正式名称「外国為替証拠金取引」といいます。
証拠金を使った取引のうち、外国為替を使った物の事をFXというのです。(ちなみに英語でForeign exchange, Forexとも言います。)

証拠金を使ってレバレッジをかけて取引をする金融商品を差金決済取引といい(CFDと呼ばれます)、
人によって定義が違いますが、

・FXもCFDの一種だ、という人
と、
・外国為替を使った物をFX、それ以外の株式、指数、商品等を使った物をCFD、という人
がいます。

そう、FXと通常の両替や外貨預金との大きな違いは、この「証拠金」と「レバレッジ」にあります。

100万円の資金があったとしましょう。

通常の外貨預金では、1ドル100円の場合、10,000ドル買いたければ手数料を無視して100万円必要です。(コレをレバレッジ1倍というのですが)

ところがFXの場合、各FX業者が1万通貨単位毎○○円の担保金が口座にあれば、担保金をホールドする代わりに1万通貨を所持している事にしてあげますよ、という仕組みになっているのです。
よってFX取引の場合、実際は擬似的に両替をする事になります。これをポジションを持つ、というのです。
そして、この担保金の事を(必要)証拠金と言いまして、各FX業者が法律で定められた上限までであれば自由に10,000通貨単位毎の証拠金額を決める事が出来ます。

仮に証拠金を本当は両替に必要な金額の4%に設定したとすると、両替に必要なお金が実際の25分の1になります(4×25=100)。
この25という数字をレバレッジ25倍というのです。
なので、FX会社が10%の証拠金が必要だと設定すると、最大レバレッジは10倍になります。

で、この最大レバレッジが日本では法律で定められていて、
1998年4月 外為法改正から本格的にスタートした後、
2010年8月 レバレッジ規制 50倍
2011年8月 レバレッジ規制 25倍
と、徐々にレバレッジは低くなって来ています。

これは、ハイレバレッジな事を利用して、無茶なポジションを取りまくった投資家が、多額の損失を抱えてしまうという事が相次いだ為です。
先にも書きましたが、”ハイレバレッジである”という事が問題なのではなく、ハイレバレッジで取引が出来る事をいい事に、無茶なポジションを取ってしまった事が問題なのです。
FX取引で重要な事はレバレッジコントロールではなくポジションコントロール、つまり口座に入金している余剰残高のうちどれだけの割合を証拠金を使ってポジションを持つのか?なのです。

例えば、レバレッジ25倍というのは、
100万円をFX証券口座に入金していれば、2500万円分の取引が出来る、と考えてもいいです。(厳密には違うのですが)

100万円の資金のうち、80万円の証拠金分でレバレッジ25倍のFX会社で取引をしたとしましょう。
1ドル=100円だった場合、80万円の証拠金であればざっくり20万通貨ポジションを取れます。
80万円÷(100円×10,000通貨×4%)=約20万通貨

この20万通貨ポジションを所持した状態で、1ドル=99円にレートが変動したとしましょう。
すると、(99−100)×20万通貨ポジション=−20万円となります。

※この計算式がよく分からない人は
>$1=100円の時に$10,000=1,000,000円分両替する
>↓ドル高
>$1=101円の時に$10,000=1,010,000円分元に戻す両替をする
>↓
>1万円の利益となるわけです。(手数料除く)
この計算式を思い出してください。

よって、証拠金として担保されている80万円を除く20万円と含み損(決済していないので)-20万円が一致し、資産評価額(口座残高)は0になってしまいました。(後ほど説明しますが、完全にロスカットで市場から退場です。)

では、100万円の資金のうち、20万円の証拠金分でレバレッジ25倍の取引をした場合、
同じ条件であれば、ざっくり5万通貨ポジションが取れます。(4分の1ですね)

すると、同じく1ドル99円になったとしても、含み損は−5万円となり、
口座に維持されている80万円から5万円の含み損を抱えても、75万円分余裕のある取引が出来るわけです。
このポジションコントロールだと、1ドルが84円になると口座残高は0になります。
かなり余裕のあるトレードが出来ますね。

このように、ポジションコントロールが出来ている人がFXをやる場合は、実はレバレッジが大きい方がいいという見方も出来るわけです。
(レバレッジが高い=必要証拠金が少ない、となるから)

では、せっかくなので次は先ほど出て来た良く聞く?(強制)ロスカットについて説明したいと思います。


FXは為替の両替です。ーだから、多くの人がFXをやった事があるのですー

さてFXといえば、僕の感覚ではいわゆる”金融商品、投資商品”と呼ばれるもの中でも、一般的なイメージが”危険な物”寄りなものだと考えています。

しかしながら、実際のところFXとは一言でいうと両替なのです。
皆さんが海外旅行に行く際にほとんどの確率で行う他国通貨への両替、これがFXの根本です。
そう聞くと、身近に感じませんか?
強引に言えば、海外旅行に行った事のあるほとんどの人がFXをやった事がある、といってもいいと思います。

この両替を使って利益を出す、
つまり他国通貨を、安く買って、高く売る。高く売って、安く買う。これがFXで基本の利益を出す仕組みなわけです。

例えば、
$1=100円の時に$10,000=1,000,000円分両替する
↓ドル高
$1=101円の時に$10,000=1,010,000円分元に戻す両替をする

1万円の利益となるわけです。(手数料除く)

非常に簡単ですね。(ね!?)

では何故危険な物!?というイメージがつくのかというと、その原因は”資金管理が出来ていない”ことにあります。
つまり、ポジションコントロールですね。

いきなり資金管理、といっても話がぶっ飛びすぎるので、まずはFXと為替について簡単にみていきたいと思います。


FXの仕組み纏めました。 ー為替変動の激しい今、FXを語れる人になろうー

たまに金融の事をつぶやいているわたくしですが、
もちろん、僕が書いている情報なんてその気になればネット上で知る事が出来る物も多いし、知っている人は知っているわけで、特別な事を書いているつもりはほとんどありません。

でも、このブログを読んでくれている人全てが、僕が書いている内容について自発的に調べて知る機会はあまり多く無い気がしています。

だからこそ、僕が知った知識を出来るだけこのブログでは載せたいと思っています。
ほとんど出来ていないのが現状ですが。。。

そんな状況でもこのブログを見てくれている人から結構参考になる、と言われるとちょっとはうれしいわけであります。

先日まで生命保険募集人よりも生命保険を語れる人を作ろうと気合いを入れて書いていた生命保険の仕組みシリーズでは、意外にも学資保険について私見を述べた記事が検索、知人からの評価ともに高い事がわかってきました。
実はまだこのシリーズは完結していないのですが、そのうち完成させたいと思っています。

と、いう事で?今回は先日の日銀による追加金融緩和政策で大きく値動きをしている為替、とりわけFXについて少しばかり知見と私見を述べたいと思います。

さっと書ききっての投下になりますので、全10回、ちょうど今月いっぱい毎日投下しますのでお楽しみいただければと思います。


アメックス プラチナカードのサービス ーBasic Services/プラチナ・コンシェルジェ・デスクー

アメリカンエクスプレスプラチナカードに代表されるハイクラスなクレジットカードに付帯するサービスって一体どんなもの?
という、個人的な疑問から始まったこの企画。
実際自分でカードホルダーになるこだわり?っぷりを発揮しまして、
”アメックスプラチナカードのサービスを紹介してみよう”という連載です。(2014年現在のサービスです)

私的アメックスプラチナカード入手方法はこちら

今回は、ーBasic Services/プラチナ・コンシェルジェ・デスクー

僕の感覚では、プラチナカードと言えばこのプラチナ・コンシェルジュ・デスクサービスが一番有名で、一番使えるのではないかと思っています。

イメージで言うと、秘書を1人雇ったような感覚ですかね、出来る事は人間より制限されていますが。

カードを持ってから、何回か無理難題を相談させていただいています。
出来ないものは出来ないし、出来る事はきっちりやってくれます。

会員制レストランへの予約のチャレンジ、ホテル等の予約、旅行のアレンジ、欲しいものの入手経路の確認や入手など。

最近ではこの夏の混みあう中、バーベキューをやりたいという事で、空き会場をこちらの指定条件で探してくれました。
しかも、依頼してから1時間以内に折り返しをいただけて助かりました。

面倒な作業でも、お願い出来る事は全てお願いする。
そうする事で自分の時間を有効に使えるなら、このコンシェルジュ・デスクはとても活用する価値があると思います。