まとめ ーFXを資産運用で活用する為には?ー

と、ここまで非常に簡単ではありますがFX業者の実情を書いてきましたが肝心な事は、
国内のFX業者には、ほとんどNDD取引が出来る業者がない。という事です。
(ちなみに、くりっく365はインターバンクとつながっていますが、制限が厳しく使い勝手が悪いです)
逆に海外のFX業者は、その多くがNDD取引が出来る事をうたっています。

よって、個人的には
絶対潰れない健全な経営をしていて、お付き合いをしているリクイディティも良くって、NDD取引が出来る低スプレッドな海外のFX業者、でFXをやるのが一番勝てる確率が高いと考えています。(あくまで理想形です。)

僕は自分自身の資産運用のポートフォリオにFXの裁量トレードと、システムトレードの両方を導入しています。
裁量トレードは国内のFX業者、システムトレードはプロにお任せしているので海外のFX業者を使っています。
過去1度ロスカットで市場から退場しましたがおかげさまで、FXを始めてから今までは平均すると利回りはいいです
今後は、自分でやる時間を作る事が減っていきそうなので、システムトレードに統合する予定です。

冒頭でも書いた通り、FXと聞くと資産運用というよりは投機のイメージがあったり、
今まで記載して来た内容を見ると、これまた投機的なイメージがついてしまったかもしれませんが、

・為替両替なので、通貨変動のリスクヘッジにも使える
・景気が良くても悪くても資産を増やせる可能性がある
・小額でもレバレッジをかけて取引をする事が出来る

といったメリットがあるので、自分の資産運用のポートフォリオの一部として導入する事を検討するのもいいのではないでしょうか。

資産運用には特別な才能、知識はいりません。正確な情報を知っているか知らないか、そして知っているならやるか、やらないか。これだけです。

知識なんて、使わなければ何の役にも立ちません。


余談 ー何故、IT企業がこぞってFX業者をやっているのか?ー

更にえげつない事があります。
皆さんは何故名だたる”IT企業”がこぞってFX業者を買収し、FX業界に参入しているか疑問に思われた事は無いでしょうか?
あれはFXとITが非常に親和性が高いからなんです。

FX取引をした事がある人なら一度は体験した事があるでしょう、スリッページ。
スリッページとは、自分が行った注文時に指定したレートと実際に約定するレートとの間にかい離が生じる事を言います。
100円で売るという注文をしていたのに、何故か100.2で売りの決済がされていた。というものです。

スリッページ

こんな感じですね。
こちら私の実際の取引履歴ですが、全て1000円の収益になるように注文を入れていますが、6決済中4つがスリップしてます。
もちろん、例として挙げているのでずっとこんな確率でスリップしているわけではないですが、でも50%行くか行かないかくらいですかね、改めてみてみると。

これ、表向き為替の急な変動等で仕方なく、となっていたり
、最初にこちらでスリッページの許容範囲を決めたりする業者もありますが、実際はプログラムによって意図的に操作されている場合があります。

そのプログラムを作るのは誰か?もちろん、ITに精通した人でしょう。

つまり、表向き低スプレッドをうたっていても、実際取引してみるとスリッページによるずれによって多くの手数料を支払っているという事なんてザラにあるという事です。
もちろん、この間の黒田バズーカ2のようなショック相場等の時にインターバンク側もリスク回避の為、スプレッドを一時的に広げる場合がありますので、全てがFX業者の意図的かと言われるとそうでもありませんが。

物事にはちゃんと理由がある、という事ですね。


何故FXで勝っている人は海外FX業者を選ぶ傾向があるのか? ーFXという業界の取引の仕組みー

そもそも、FXって誰と売買をしているかご存知でしょうか?

ちなみに株式投資の場合、投資家と市場(東証等)があり、その間に証券会社がいて手数料を取って市場売買の管理をしています。

株式を買いたい投資家⇔証券会社⇔市場⇔証券会社⇔株式を売りたい投資家

こんな感じです。投資家は常に市場にオーダーを出しています。
証券会社はあくまで手数料を取って仲介しているだけにすぎません。

では、FXはどうなっているのでしょうか?

A通貨を買いたい投資家⇔FX業者⇔リクイディティ⇔インターバンク⇔リクイディティ⇔FX業者⇔A通貨を売りたい投資家

こんな感じです。

インターバンクとは、銀行等間通貨取引の仕組みの事で東証のような市場ではありません。
あくまで、金融機関同士が自分たちの決めた売買レートを提示し合って、通貨の売買を直接行っているだけ、と考えてください。

FX業者は、顧客の注文を直接銀行につなげればいいのですが、株式市場と違い各銀行でレートが違いますし、
1行と付合っていただけだと、その銀行が瞬間的にオーダーの受付をしなくなると注文がさばけず顧客の注文を受け付けられなくなるというリスクを負ってしまいます。

その為、リクイディティ(流動性)という機関が存在します。
このリクイディティが複数銀行からその瞬間のベストレートを取ってFX業者に提示し、FX業者のリスクを分散しているのです。
つまり、先の流れを書き直すと、

A通貨を買いたい投資家⇔FX業者⇔リクイディティ(インターバンク)

こんな感じです。

このように、FX業者が投資家のオーダーをそのままリクイディティに流す取引をNon Dealing Desk(NDD)と呼んでいます。
NDDには、ECN参加者同士でオーダーをマッチングさせる「ECN方式」と、リクイディティにオーダーを流す「STP方式」があります。
両方ともFX業者(ディーラー)の手を介在しません。いわゆるクリーンな取引です。

なぜ、わざわざNon Dealing Deskという言葉が存在するのか、僕がクリーンな取引だと言うのかというと、Dealing Deskがあるからです。

これを相対取引といいまして、これがえげつないのですが、投資家とFX業者の1対1の取引になっている事をいうのです。

A通貨を買いたい投資家⇔FX業者(のディーラー)

こんな感じ。

実は日本のFX業者でFXをやっている人は、そのほとんどがインターバンクとつながらず、FX業者のディーラーと取引をしているのです。

何か問題があるの??と思う方もいらっしゃるでしょうが、FX業者と契約時に約款をご覧になった事はありますか?
わかりにくい言葉で書いてあるのですが、場合によってはレートを操作します、という事が書いてあるのです。
つまり、FX業者は意図的にレートを操作します。

なので、同じタイミングのチャート図を並べると、微妙に業者間で違ってたりします。
(ここでは、図を出しませんが、暇があったら色んな会社の同タイミングでのチャート図を見比べてください。)

恐ろしいですよね。
ロスカットラインに設定されているポジションが多いレートを狙ってちょっと操作すれば、、、考えただけでも恐ろしい。

更にはノミ行為も合法なのが日本のFX業者なのです。
ノミ行為とは、
「先物取引等相場性を有する取引きの委託または委託の取り次ぎを受けた者が、それをせず自分が取引きの当事者となって、取引きを成立させることをいう。」
とWikipediaでややこしく書かれていますが、つまりはDealing Desk、インターバンクにつながずFX業者が投資家との取引を自分達だけで成立させる事をさしており、金融取引においては合法とされています。

これのえげつない所は、
ある瞬間にFX業者に顧客から注文の入ったA通貨を買いたい100のポジションと、売りたい50のポジションがあった場合、相殺して買いたい50のポジションをインターバンクに流すこと、これがノミ行為になるのですが、
相殺して”取引した事にした”50のポジション分のスプレッドは全てFX業者の儲けになるわけです!
(インターバンクに流した50のポジション分のスプレッドは全てがFX業者の儲けになるわけではありません。)

ちなみに、競馬の場合FX業者にあたるポジションなのがJ○Aさんですね。


国内FX業者と海外FX業者 ー海外金融を毛嫌いするのはやめようー

国内のFX業者と、海外のFX業者との違い、これが日本のFXプレーヤーをダメにしている一因といえるでしょう。
(大体の優秀なプレーヤーは信用出来る海外のFX業者を使っている、という事も納得です)

まず、日本の金融庁に届出をしていない海外でビジネスを展開しているFX業者を使って
日本国在住の日本人が取引をしていいのか?という質問が来そうですが、問題ないです。
これは、決済の国際ルールにもとづいた判断ですが、決済のサーバーがどこの国にあるのか?に帰属するため、
日本国外にサーバーを設置して、海外で営業している海外のFX業者は日本の法律に縛られませんので問題ありません。
(もちろん、当該国の法律に従い、届出が必要な場合はその国で届出がされているか確認が必要です)

国内でのカジノは禁止されていますが、海外のブックメーカーを使ったオンラインカジノは国内でやってもOKである事と同じですね。

逆に、日本国内において営業しているFX業者は海外系だろうが国内系だろうが金融庁に届出をしなければならず、
金融庁HPの金融商品取引業者に名を連ねていなければなりません。

その上で日本人にとって日本国内のFX業者を使うメリットは、
・信託保全が義務づけられており、万が一会社が破綻しても時価は保全されているという事
・対応が日本語である事
・入出金の手間がほとんどない
等が挙げられます。

逆に言うと海外のFX業者を使うデメリットは、
・保全がされていないため、FX業者が破綻したら最悪全額返ってこない
・対応が外国語のみの場合がある
・入出金等でトラブル可能性がある
・詐欺会社の可能性があるが、正しい判断を出来る情報ソースが少ない(該当する国の金融庁等に届け出されるか確認出来るか?)
等が挙げられます。

一見すると国内のFX業者の方が良さそうに見えますが、実はそうでもないポイントがあるのです。
(国内業者のメリットを挙げて、海外業者のデメリットを挙げたらそら国内がよさそうに見えますよね。。。)


FX業者 ーFXで勝つ為に重要な事、それはFX業者選びー

さて、ある程度FXのトレードの種類は学んでいただきましたが、肝心のFX業者についても少し述べたいと思います。

一口にFX業者、といっても国内外に詐欺っぽい会社から真っ当な会社まで数多あるのが今の世の中です。
何故そんなにFX業者が多いのかというと、儲かるからなんです、はっきり言って。
ほとんどのプレーヤーは負けてしまうんです。中長期で見て勝てている人は全体の数%というレベルなのが実態です。
プレーヤーの負け=FX業者の勝ちというのがFX業界です。

FX業者によっては、プレーヤーからの預かり金は自分たちの売上げ、なんて豪語する業者もいるくらいですから。。。

ではFX業者は一体どこで稼いでいるのでしょうか?
それは、大きくは2つでスワップとスプレッドです。

スワップは先に説明した通り金利差益の事を言いますが、実態としてはここにFX業者の手数料が乗ってきます。
単純に言うとスワップポイントをたくさんつけている業者は手数料が少ない、スワップポイントが少ない業者は手数料を取っている、という事です。

スプレッド、とは通貨を買う時と売る時の値段の幅の事を言います。
FX業者の取引画面のレートの記述は大体こんな感じです。
IMG_1707
Ask 通貨を買うレート
Bid 通貨を売るレート

なのですが、常にBid>Askとなっています。この差分をスプレッドといいましてFX業者の手数料となります。
つまり、買った瞬間に売ったら損します。売った瞬間に買ったら損します。

まあ、この辺は国内の業者でも、海外の業者でも基本構造として違いは無いので問題ないでしょう。

問題は、ここからなのです。


FXで収益を得る為の手法 ー金利差益と為替差益ー

為替取引には以下の3つの形態があります。
・経常取引(貿易) 
・資本取引(外国証券等)
・スペキュレーション(投機)
この中で、実は投機が9割の取扱量となっているのが為替相場取引の現状です。

さて、為替を使った投資(投機)の中で最もポピュラーなFXですが、利益を出す方法は主に
・金利差益
・為替差益
の2つがあります。

金利差益とは、スワップポイントとも言われます。

FXにおける取引は、例えばUSD/JPYのクロス通貨でUSDを買いのポジションで持つという場合、
「JPYを売る」という事と「USDを買う」という事を同時に行います。

今借りに日本の金利が1%、アメリカの金利が5%だった場合、
「1%のJPYを売る(USDを買う為に1%利息のJPYを借りる)」という事と「5%のUSDを買う」という事を同時に行っているとイメージしてください。

そうすると、あなたはUSDから5%の金利を受けますが、JPYに1%の利息を払う事になりますので、結果4%があなたの受け取る利息になります。
この4%分を、日割りで毎日受け取る事を金利差益と言います。

これが逆にUSDを売りのポジションで所有している場合は、4%の金利差損を支払わなければなりません。

一方、為替差益とはキャピタルゲインとも呼ばれ、いわゆる安く買って高く売る、高く売って安く買うで利益を得る手法です。
FXと言えばこちらが一般的ですよね。

では、一口に手法と言ってもどのような手法、つまりトレードの形があるのかというと、
●時間軸で切り分けた場合
・スキャルピングトレード 数秒〜数分での取引
・デイトレード      数分〜1日での取引
・スイングトレード    数日〜数週間での取引
・ポジショントレード   数ヶ月〜数年での取引
の主に4つがあります。

●相場の形で切り分けた場合
・トレンド(ブル、ベア) 相場に一定の方向感がある相場
・レンジ  相場に方向感が無く一定の幅で上り下がりを繰り返す相場        
・ショック 何かしらの要因で通常では考えられない大きな変動が起きた相場 
の主に3つがあります。

●誰が取引をするのかで切り分けた場合
・システムトレード  一定の手法で売買を繰り返すロジックを動かす事で自動的に取引を繰り返す手法
・マニュアルトレード 自分の手で取引をする手法
・ファンドトレード  お金を他者に信託し、他者に運用をしてもらう方法
の主に3つがあります。

どれが一番稼げるのか?と言われるとどれも一緒です。
ひとつあるとするならば、システムトレードは自動なので自分がPCの画面に張り付いていなくていいというのがあります。
人は24時間は働けても、72時間以上ぶっ通しで働ける人は稀ですからね。


FXというマーケットの魅力 ー決済に次ぐ?超巨大マーケットー

さて、話を変えましてもう少しFXについて紐解いてみたいと思います。

先にも述べた通り、FXとは両替です。
つまり、通貨と通貨の両替なので世界中にマーケットが広がっています。
為替を制する者は世界を制す、という言葉があるように、通貨動向は個人、法人問わず全ての人に関係してくる重要な要素です。

世界中にマーケットが広がっているという事は、つまり24時間取引が出来るのが魅力のひとつです。
ウェリントン 5:00ー15:00
シドニー   7:00ー17:00
東京     8:00ー18:00
ロンドン   15:00ー3:00
ニューヨーク 21:00ー7:00
と、主要5マーケットで24時間の取引をカバーしています。
(ちなみに、土日は休みです)

さらに、FX市場のマーケットの大きさもその魅力のひとつとなります。
大体為替相場総量は300〜400兆円/日といわれています。
日本の国家予算が1年で100兆円ですから、そのマーケットの巨大さがわかると思います。

あまりにも大きいマーケットなのでちょっとぐらいの取引では市場の価格に影響を与える事はないという所も魅力と捉える事が出来ます。
だから、日銀の為替介入の規模は○兆円規模なんですよね。それ位をぶち込んでも動く金額は多くて数円。

例えば、投資として一般的な株式だと日本の株式市場時価総額450兆円位 東京株式市場の取引総量2兆円以下/日といわれています。
たまに、仕手株といわれるインサイダーや、ある意図をもって対象株の価格を釣り上げて稼ぎを出す方法がたまに見受けられますが、これは取引総量が少ない為可能な事なのです。
あんな不公平な変動があっては安心してトレードが出来ないのが実際の所なので、それがほぼないといえるのがFXの魅力です。

ちなみに先日GPIFと呼ばれる世界最大の年金運用機構(運用資金127兆円。ちなみに2位はスウェーデンの機構で60兆くらい)が、
その運用ポートフォリオに占める国内株式の割合を12%→25%に引き上げると発表しました。
127兆円の13%ですから、約16.5兆円規模。そりゃ日経平均も1日で暴騰するわけです。

あれ、なんであんな事になったかというと、
年金運用のガイドラインによる現行の年金制度維持の為の想定利回りは4.1%なのです。(高!)
これを実現する事、そして株価を下支えする事。
これを同時に達成する為に、国民の将来を担う年金運用はハイリスクを取りにいった形ですがどうなることやら。

もちろん、運用に失敗しても年金は貰えなくなりますし、利回りを達成しなくても年金は貰えなくなりますから、うまくいってくれる事を願うしかありません。

余談ですが、国内債券比率は60%→35%と引き下げられましたが、この債券の引き取り手は誰になるのでしょうね?

さて、話を戻しますが為替が大きく変動する要因といえば、大体要人の発言や、金融政策ですから、
誰しもが情報を取れる物が変動の要因となるので、その点は公平だと僕は思います。

そして、トレードをするにあたってコレが一番重要かも知れませんが、
FX等の証拠金取引をするタイプの金融商品だけが(厳密にいうと株も空売り出来ますがプロでもほとんどやりません)、売りや景気減退局面でも儲けを出す事が出来る、という点です。
不動産、株、商品、外貨預金など、主に買い→売りでしか儲けを出す事が出来ない金融商品に比べ、売り→買いでも儲けを出す事が出来るという点はFXの優れた特徴のひとつでしょう。