投資詐欺撲滅委員会 ー投資詐欺の見分け方 その11 タダより高いものは無い!?ー

世の中にはたくさんの投資案件があって、もちろんいい案件もあれば詐欺的な案件もあるし、実際に詐欺案件も多い。

僕がつながりのある投資詐欺撲滅委員会でも日々
・すすめられた投資案件が大丈夫なのか?
・すでにやっている投資案件は続けていても大丈夫なのだろうか?
など、クライアントからの様々な不安や、疑問、相談に対して調査を行い、絶大なる支持を得ている。

そんな投資詐欺撲滅委員会に寄せられた相談を元に、詐欺の手口、特徴等実例も踏まえながら投資詐欺の見分け方を勉強していきたいと思う。

今回は、無料とか、タダで受けられるサービスは本質的にはない、という話。

無料って聞くと心が踊る感覚がありませんか?

何をするにしてもお金と交換しなければならない今の世の中で、こちらから差し出すものなく向こうからモノやサービスを受ける事が出来る。
こんなにうれしいことはないかもしれません。

しかし、多くの人が知っているように無料であんなにサンプル品を配っているあの企業の年度末決算の損益計算書の収入と支出は一致します。
無料で相談に乗ってくれる「○○の窓口」の窓口のあの人は、無料で相談を乗っていても生活することができるのです。

そう、あなたが目の前にいる人から受け取っている無料のモノやサービスは、他のどこかで必ずその価値が転換されているのです。

サンプル代は、製品代に上乗せされています(結局、消費者が広告宣伝費を払ってるんですよね)。
賃貸マンションの管理人やコンシェルジュの人たちの給料は、管理費や賃料として僕たちが支払っています。
クレジットカード会社が招待してくれる無料のイベントは、年会費に転嫁されています。
みんな大好きポイントシステムは、そのまま製品代の値上げにつながります(個人情報を収集されているのに)。

一方、これとは本質的に違う”無料”もあります。
例えば、不動産仲介の仲介手数料は、仲介をしてもらわなければ”無料”なのです。

この”無料”は転換ではなく、割引と表現できると僕は考えていますが、
この手の無料については、その分のモノやサービスをどこかに転換するという事になります。(僕のイメージですが)

例えば、不動産仲介であれば、
・仲介してもらわない自分は、管理会社との契約交渉一切を自分でやる事になります。
・一方、仲介しなかった業者は、その分を稼ぐために時間と労力を他の顧客へと転換させます。

ちなみに、
不動産業界は、収入として得られる手数料を法律で明記するように定められています。
一方保険業界はそれを明記する必要がありません。(だから、”無料”相談ができるのです)

ここで、本題に少し戻しますが、投資において手数料は利回りを考えるうえで重要なファクターです。

利回り10%で手数料6%の投資と、利回り5%で手数料1%の投資であれば、グロスの利回りは倍違いますが、ネットの利回りは同じです。
むしろ、グロスの利回りが倍な分、前者のほうがリスクが高いと言えるでしょう。

よって、”手数料無料”もしくは”手数料が他よりも低い”をうたいながら商品を勧めてくるブローカーがいてもおかしくありません。
しかし、本質的に手数料無料という事はあり得ないのです(では、一体彼らは何で食べていくのでしょう?)し、
また、一定以上のサービスを提供するためには、少なくともそこにかける人件費等の費用は必ず掛かるはずなのです。

もちろん、売り切りで完了してしまうモノであれば、手数料は少ない方がいいでしょうが、
投資商品は売り切りごめんでは困ります。

手数料は少ないに越したことはないですが、手数料の低さをうたう商品については、なぜ手数料が低いのか?を問うてみるのも良いかもしれませんね。

ちなみにNISAは、100万円という小枠に限りキャピタルゲインの税金を5年内の売買分に限り無料にしますよ、という制度なのです。
つまり、これにだって何かしらの意図があって無料にしているわけです。


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