公的年金のひとつ、障害年金を勉強してみた3 〜障害等級はどこを見ればいいのか?〜

公的年金のひとつである、障害年金について勉強し、纏めてみた第三弾。
最後は主な残りの制度と、そもそも障害の等級はどこを見れば判断出来るの?という所を纏めてみたので参考にしてみてください。

正直、途中で心が折れております。
年金、本当に複雑すぎます。

障害手当金

初診日に厚生年金の被保険者だった人(当該初診日の前日において保険料納付要件を満たす者に限る)が、当該初診日から起算して5年以内におけるその傷病の治った日(症状が固定し治療の効果が期待できない状態に至った(年金用語で「症状固定」のこと)日を含む)において、その傷病により政令で定める程度の障害の状態にある場合に、一時金として支給される(請求自体も5年以内でないといけない)モノだ。

その傷病による政令で定める障害の状態というのは、具体的には障害厚生年金3級に達しない、いわば「4級」と言える障害の場合である。

支給額は、「障害等級3級の場合の障害厚生年金の最低保障額の2倍」「障害厚生年金の額の算式より計算した額の2倍」のいずれか高い方である。

なお、症状固定された日に国民年金・厚生年金・共済年金による年金たる保険給付の受給権者、労働基準法による障害補償・労災保険法による障害(補償)給付等を受ける権利を有する場合には、障害手当金は支給されない。ただし、上の3つの制度の障害年金の受給権のある人が障害等級の3級にもあたらなくなってから3年以上たった場合に、別傷病で障害手当金に当たる障害状態となったときは障害手当金が支給される。

診断書などにより症状固定と認定できるか否か、請求日はいつかなどにより、障害手当金の支給基準に該当するかどうかにより認定されます。
その後の請求の方法は、通常の障害厚生年金の裁定請求と同じで、年金裁定請求の用紙、診断書、申立書など必要書類一式を年金事務所に提出する事。

つまり、障害厚生年金3級に達しない、いわば「4級」と言える障害の場合に、年金ではなく一時金として支給されるもので、その額は、報酬比例の年金額(3級障害厚生年金)の2年分で、最低保障額は現在約115万円(3級障害厚生年金の最低補償額の2年分)というものです。

等級(障害認定基準)

等級(障害認定基準)については、明確に文書化されている。それが日本年金機構のホームページに記載されているこのPDFファイルだ。参考図までご丁寧に記載されている文書だが、こんなものを記憶しておける人はいないだろうから、どこにあってどういう事が明文化されているかを覚えておくだけでも十分だろう。

例としては以下の通り。

1級
  1. 両眼の視力の和が0.04以下のもの
  2. 両耳の聴力レベルが100デシベル以上のもの
  3. 両上肢の機能に著しい障害を有するもの
  4. 両上肢のすべての指を欠くもの
  5. 両上肢のすべての指の機能に著しい障害を有するもの
  6. 両下肢の機能に著しい障害を有するもの
  7. 両下肢を足関節以上で欠くもの
  8. 体幹の機能に座っていることができない程度又は立ち上がることができない程度の障害を有するもの
  9. 前各号に掲げるもののほか、身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であつて、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの
  10. 精神の障害であって、前各号と同程度以上と認められる程度のもの
  11. 身体の機能の障害若しくは病状又は精神の障害が重複する場合であって、その状態が前各号と同程度以上と認められる程度のもの
2級
  1. 両眼の視力の和が0.05以上0.08以下のもの
  2. 両耳の聴力レベルが90デシベル以上のもの
  3. 平衡機能に著しい障害を有するもの
  4. そしゃくの機能を欠くもの
  5. 音声又は言語機能に著しい障害を有するもの
  6. 両上肢のおや指及びひとさし指又は中指を欠くもの
  7. 両上肢のおや指及びひとさし指又は中指の機能に著しい障害を有するもの
  8. 一上肢の機能に著しい障害を有するもの
  9. 一上肢のすべての指を欠くもの
  10. 一上肢のすべての指の機能に著しい障害を有するもの
  11. 両下肢のすべての指を欠くもの
  12. 一下肢の機能に著しい障害を有するもの
  13. 一下肢を足関節以上で欠くもの
  14. 体幹の機能に歩くことができない程度の障害を有するもの
  15. 前各号に掲げるもののほか、身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの
  16. 精神の障害であって、前各号と同程度以上と認められる程度のもの
  17. 身体の機能の障害若しくは病状又は精神の障害が重複する場合であって、その状態が前各号と同程度以上と認められる程度のもの

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