収入保障型保険について読み解く 〜ついでに逓減定期保険との差も〜

死亡してしまった際、残された人に対する保障として様々ある保険商品の中で、今であればほとんどの方に対しておススメできるのは収入保障型の保険商品でしょう。

理由は、日本国内の商品でで死亡保障をうたう保険商品の中で、現在最も合理的で、最も保険料が安価であるから。です。

最近では加入する人も増えているこの保険ですが、やはりまだまだその存在を知らない(知らされていない?)人も多く、ここにその仕組みと利点を紹介したいと思います。

収入保障型保険は、定期保険の一種です。
定期保険のほとんどは一括払い出しですが、この収入保障型は年金のように分割で支払われるというのが特徴です。

図で示すと、
収入保障保険
こうなります。

基本的には掛け捨てで、保険契約期間中に被保険者が死亡するか高度障害状態になると毎月決まった額が支払われますが、
その契約には保険金の受取期間によって3つのパターンがあります。

例:保険期間15年:年金金額180万(月15万)で、35歳加入、45歳の時に被保険者が死亡したとする

①被保険者が所定の年齢になるまで(生きていれば、その年齢に達したはずの年まで)年齢が受け取れるもの(歳満了タイプ)
最も普通のタイプで、多くの人がこれでしょう。保険期間満了が例えば60歳だったら、
  180万円×(60ー45)年=2700万円 が受け取れる。
②死亡時点から保険期間が終了するまでの期間分の年金が受け取れるもの
180万円×(15—(45—35))年=900万円 が受け取れる。
③保険期間中のどの時点で死亡しても、年金受取の”回数”が同じもの(確定年金タイプ)
もし、10年確定年金タイプだとすると、
  180万円×10年=1800万円 が受け取れる。

※全部、税金は考慮していません。

図で見てもらえるとわかる通り、契約期間中支払われる保険金の金額はどんどん減っていきます。
この保険の本当の特徴は、支払うべき保険金が年を追うごとに(死亡率が高くなるのに)減っていくという事です。
つまり、保険会社側からすれば支払う保険金を少なくする事が出来るので、保険料が安くて当然なのです。

普通なら、契約者側は憤るかもしれません。
しかし、多くの人の場合、年を追う事に万が一の時に対する備えも出来てきますし、子供も大きくなるにつれ、それほど大きな保障が必要なくなる事がほとんどです。
よって、実は契約者側にとっても、安価で必要な保障を得られるので非常に合理的であると言えるのです。

ちなみに、月額20万円の保険を30歳の人が60歳まで契約すると、
20万円×(60ー30)年×12ヶ月=7200万円!
となり、明らかに過剰な保険金だという事に気がつくと思います。

もちろん、比較的保険料が安価なので残された人が働かなくてもいいようにしたい、というような人はこれくらいの契約をする事もありでしょう。税金しこたま取られますけど。。。

ちなみに、逓減定期保険というのは同じように保険期間中に保険金がある利率で減っていく(それぞれ契約で設定可能だったりする)保険だが、こちらは一括での払い出しのみしかチョイス出来ない。
しかし、収入保障保険でも実は一括払い出しをする事も出来る。その場合は、もうお分かりの通り一定の割引がされる。
分割だったら支払いを先延ばしして運用出来ていた分の前倒しになるからだ。

ということで、収入保障保険は、死亡保障として現在日本国内で販売されている商品の中では最もおススメするものである。


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