日本アクチュアリー協会と、アクチュアリーと生命保険の関係性 〜現存する最難関の資格のひとつ〜

アクチュアリーという言葉を聞いたことがあるだろうか?
僕は知らなかった。

アクチュアリーとは、ビジネスにおける将来のリスクや不確実性の分析、評価等を専門とする専門職として、日本アクチュアリー協会が認定する資格と、その資格を保有する人のことだ。(もちろん、海外でも存在する資格だ)

資格の中でも最難関に位置するこの資格の正会員保有者は日本でわずか1,000人と少し(2014年現在で)。

この資格が何故生命保険とかかわりがあるのか?

実は、保険会社が保険料を算出する際に使用する死亡率がまとまった「標準生命表」を作成しているのがこの日本アクチュアリー協会で保険数理を専門としている人たちなのだ。

日本アクチュアリー協会作成 標準生命表2007年度版

この標準生命表で導き出される死亡率を元に、各生命保険会社は保険料を決めている。

しかし、実はこの死亡率よりも生命保険会社の定める死亡率は高い。
つまり、最初から生命保険会社の膨大な利差損を穴埋めする為に、死亡率を高めに設定し、保険料を徴収しているのだ。

最近は、非喫煙者割引など、優良体商品といわれる安い保険料の商品が販売されるなど、この高い死亡率設定が改善されつつあるが、それでもまだまだ下げるべき余地が大きいと思う。

特に知っていることで得する情報ではないが、うんちくとして知っていると、ちょっと通っぽい。

ちなみに、この資格は正会員になるのに8年はかかるといわれているが、
確率論の進歩と金融工学の発展によりリスク測定の概念が拡大してきたこともあり、生命保険・損害保険・企業年金といった伝統的な分野だけでなく、金融の世界で数理を扱う領域を幅広く取り扱うようになってきているので、資格の中では圧倒的に引く手数多であるといえる。


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