セオリー通り生命保険を選択するには? ー一般的な保険商品の提案方法ー

ざっと生命保険という仕組みについて紹介してきましたが、まとめとして世の中の一般的な生命保険の選択の仕方について紹介したいと思います。

1.ライフサイクルと生活設計

人生には、出生-成長-結婚-育児-老後の段階があるといわれており、これらの段階の変化をライフサイクル(家族周期、人生の生活周期)という。
生活設計とは、各家庭で将来必要になる資金とその時期を考え合わせて、計画的に準備することだが、その生活設計を立てるときに役に立つのがライフサイクル表だ。
ライフサイクル表

ライフサイクル表は、このように家族の年齢や子供の教育・結婚、住宅取得、夫の定年退職、現在の貯金から収入の増減などの情報をある一定の計算式等によって表にまとめたもので、長い人生について、どのように収支の変化が起こっていくのかを予測することが出来るものだ。

2.生活設計と生命保険

ライフサイクル表を作って将来の生活設計を立て、収支を予測し、それぞれの費用を目的別に区分して、準備することを経済準備というが、例えば以下の通りとなる。

一、夫が死亡した場合に必要な資金
遺族生活資金、と呼ばれるが夫の死亡におり残された家族の生活が脅かされぬよう、末子の大学卒業時(22歳)までの生活資金(家族の生活資金)と、それ以降の妻の平均余命期間の生活資金(妻の生活資金)を確保する
二、老後に必要な資金
老後生活資金、と呼ばれるが、豊かな老後を送る為、夫の定年退職後の夫の平均余命期間の夫婦の生活資金(夫婦の老後生活資金)と、夫死亡後の妻の平均余命期間の妻の生活資金(妻の老後生活資金)を確保する
三、その他の必要な資金
住宅資金…持ち家の為の住宅資金の確保
教育・結婚資金…子供を独立させ、結婚させるまでの資金
緊急予備資金…入院・治療費などの医療資金、家屋の修理費用などの不時の出費資金、借金の返済などの死後の整理資金も必要。医療費は特に大きな出費となることがあるので普段から準備が必要だ。
保険料…生命保険等の保険料も生涯を通せば実はかなり高額な買い物だ。人によっては車よりも高い買い物になるだろう。万が一の為の保障も、それなりの高額商品であることは忘れてはならない。
相続対策資金…相続時に支払う相続税の為の準備資金。想定外の金額の相続税の場合、相続破産になる可能性があるため、ある程度準備しておくことも必要。

平均寿命の延びと、それに伴う高齢化社会の進行により、介護問題は深刻化している。社会保険制度として公的介護保険があるが、要介護・支援状態の認定要件を満たさない場合があることや、費用の自己負担分があることなど、自助努力での介護資金に対する備えも必要だ。

もちろん、公的年金も将来的には支給額の削減、支給年齢の引き上げ等、維持のために制度の改悪というのは必要不可欠と思われるので、よりいっそう自助努力が必要になってくるだろう。

経済準備を行う手段として生命保険は、将来に必要な資金を計画的に準備することが出来、途中、万一のことがおきても目的の資金を確保できる点で、有効な手段の一つといえるかもしれない。

3.生活設計と保険設計の手順

生命保険募集人が最適な保険商品を提案してくるため、以下の順序を踏むことが多い。

一、情報の収集
まずは、契約者側(被保険者)の以下の情報を求めてくる。
・本人及び家族の氏名と生年月日
・収入金額、生活費
・職業、勤務先
・生命保険の既契約内容
・既に準備している預貯金など
・加入している公的年金
・子供の教育・結婚計画
・住宅計画
・老後計画(定年退職、予想退職金、予想年金)
二、生活設計書の作成
ライフサイクル表で、家庭の現在の姿と将来の姿、その間の経済状態を目で見えるように図示し、必要となる経済準備の種類と必要額を明確にする。
三、保険設計書の作成
生活設計所により明らかになった経済準備の種類と、その必要額を満たすのに最適な保険商品を設計する。
四、設計書の提示と説明
生活設計書と、保険設計書を使い、顧客であるわれわれに最適と思われる保険商品を提案。気に入れば契約。

一言

と、言うことでここまでで生命保険とは?については終了となる。生命保険はあくまで自己資金が出来るまでの万が一のときの備えである、というのが持論なので必要最低限以上の保障は生命保険で確保しなくてもいいというのが個人的な見解だ。
そこらへんは、次以降、生命保険の別の側面をさらしていきながら語って行きたいと思っている。
僕ならどう考え、どんな保険を選択するかは、別のページを参照してほしい。
そして、それは人それぞれ考え方も、ライフステージも、ライフスタイルも違うわけで、どれが正しいのか?というものではない。もし、自分自身の加入する保険に自信がないのなら、専門家としていつでも相談に乗るので連絡してきてほしい。


コメントを残す