海外金融のすゝめ 2/3 —将来必要なお金は、貯金では作れないのだ—

何故海外投資(オフショア投資)が必要だと思っているか?
それは、日本の金融商品を使っているだけでは、将来必要なお金を作る事は難しいと思うからだ。

今の貨幣価値での話だが、人生の中で大きな割合を占める出費の必要とされる金額は以下の通りだ。
教育(子供一人当たり) 2000万円(幼稚園から大学まで私立の場合)
家           6000万円(4000万円の家+ローン利息、経費等)
老後(65〜85歳まで)  5000万円(20年×12ヶ月×約20万円※)(独身者は6掛けかな)

ちなみに、老後資金5000万円の前提20万円※だがざっと以下の通り概算してみた。
一般的に生命保険会社がデータとして用いる公的年金の受け取り例だ。
●支出
独身者がギリギリ必要な資金 15.2万円/月
夫婦2人ギリギリ必要な資金 27.1万円/月
夫婦2人ゆとりある老後資金 36.6万円/月

●年金収入(65歳から)
年収700万円の会社員 18.4万円/月
年収500万円の会社員 15.7万円/月
年収400万円の会社員 13.0万円/月
自営業または専業主婦、パート 6.6万円/月
5年会社員後自営業または専業主婦、パート 7.2万円/月
10年会社員後自営業または専業主婦、パート 8.0万円/月

ここから、(ゆとりある老後資金 — (年収400万円の会社員+専業主婦))を四捨五入して20万円にした。
かなりざっくりだから、人によってはなんだ、大丈夫だ、なんて思う人もいるかもしれないが、
以下を考えてみてほしい。僕は老後資金が本当に5000万円で済むかは個人的には疑問いっぱいだ。

まず、年金。
僕は既に年金はおまけ扱いだ。出してもらえるならラッキー、程度にしか思っていない。
破綻してしまうかどうかはわからないけど(破綻したら、その時は日本自体が終わってる)、
他の負担が増えるか、支給額が減るか、支給年齢が上がってしまうか、どれかは必要になってしまうだろう。
年金が今の制度のまま持続する為の前提データは、到底達成出来そうにないし。

そして、我々の平均寿命は年々上がっている。
現在でも65歳の男性の平均余命は18年、女性に至っては23年なのだ。
僕はたぶん、もっと早く死ぬだろうが、一般的には将来もっと寿命は上がるだろう。
つまり、20年を想定したけど、それじゃ足りない人が多くなってくる。

更に、日本は今、確実にインフレにすすんでいる。貨幣価値が相対的に下がる中で、5000万円という数字がそのままの価値で居続ける事は難しいのではないかと思っている(もちろん、キープしている分には問題ないんだけど)。

と、いう事で、インフレや年金の問題は棚に上げて、じゃあ5000万円ってどれくらいで作れるもんなのか?
だが、必要利回りベースで考えると以下のようなマトリクスが出来上がる。
5000万円必要利回り
※ここでは、複利計算しています。

ざっと見てもらえばいろんな意見が出てくると思う。
ここで言いたいのは、預貯金で5000万円を作る事は、何歳から始めても多くの普通の生活をしている人には難しい、という事だ。

だから、みんないろんな金融商品で将来資産形成を試みる。
多くの個人は預貯金と、生命保険、そして不動産で将来資産を形成しているというのが多くの資料で見れる統計だ。

日本の国債の利回りは、今のところ15年物で大体1%、30年物でも1.7%だ。
生命保険会社や、銀行はこの日本国債を多く保有している。それをベースに我々のような預貯金や生命保険の購入者への利子配当や、保険金運用、払い出しがあるわけだから、国債の利回り以上を期待するのは難しいといえる。
ちなみに先日、とある一番利回りのいい学資保険の実質利回りを複利計算したら、やっぱり1%台だった。

僕は日本の保険を保障と資産拡大の両方の役割で使うのではなく、
日本の生命保険は万が一の保障用、海外金融商品を資産拡大用とするのが一番リターンを得られると考えている。
単に国債だけで比較しても海外の国債は数%なところもざらにある。

不動産は、多くの人の場合、持ち家だ。僕は持ち家の資産価値には懐疑的だ。
例えば、同じ2000万円の価値があったとしても、お金が必要になった時、株式なら直に売って一週間以内には現金化出来るだろうが、不動産はそうはいかない。売ったら結局賃貸だし。と思うと、持ち家を資産と考えるのは少し違うように感じる。
そもそも、建物部分は価値が無くなって行く資産だから、「増やす」とは真逆の性質だ。

だから不動産の場合なら、賃貸運営が資産形成の前提だと思っている。これは個人的にはありだ。
だからといって新築マンション投資の営業マンに引っかからないように。僕は毎回名刺交換して話は聞くようにするけど。

ここに書いた事は、一部でしかない。僕も実際日本の金融商品では今は株式の比率が一番大きい。
しかし日本の金融商品だけで将来に備えるよりは、より増やすため、そして更に守るため、海外に目を向ける必要があると僕は感じている。


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