契約の承諾と責任開始時期、クーリングオフについて ー保険契約は具体的にいつ始まるのか?ー

保険契約は、契約者の為といいながら、その契約者間の公平性を保つ為、契約締結には最終的に保険会社のOK(これを承諾という)が出ないと締結にならない。
しかも、保険会社がOKしたら、申し込みをしたら、そこから保険会社の責任が始まるわけでもない。
なんでこんなに生命保険募集人がいろいろ急がせるんだろう?と思ったあなた、それは生命保険募集人があなたのことを思ってのことか、その人自身の成績の為か、どちらかだ。
あと、クーリングオフの制度もあるので、紹介しておきます。

1.契約の承諾と責任開始期

承諾とは、生命保険加入の申し込みに対して、保険会社がその申込を認める事。
責任開始期とは、保険会社が契約上の責任を開始する時期

契約上の責任が開始されるためには保険会社の承諾が前提となるが、責任開始期は申込書が提出されたときではなく、申し込み、告知(診査)、第一回保険料(充当金)の払込の3つが全て完了したときだ。
つまり、保険会社の承諾が社内の処理等の理由で遅れたとしても、契約者側の申し込み、告知(診査)、第一回保険料(充当金)の払込が完了していれば、承諾され次第3つが完了した日にさかのぼって責任を開始してくれる。

告知書(告知欄)による契約の場合は、告知=申し込み書提出となる場合が多いので、第一回保険料(充当金)の払込日だけ気をつけておけばいい場合が多いが、
医師の診査による契約の場合は、医師の診査のタイミングが遅れれば遅れるほど、責任開始期が遅れてしまうので、注意が必要だ。
保険募集人も出来るだけ早急に診査をするよう調整してくれるが、被保険者側のスケジュールも出来るだけ調整して早めに診査を受けるようにしたい。

2.クリーングオフ(契約撤回請求権)

保険はあくまで金融商品であるし、契約者保護の観点、サービス向上と、生命保険に対する信頼を高めるため、クーリングオフの制度も当然ながらある。
このクーリングオフ(契約の取り消し)を行使する条件は以下の通り。

  • 契約申し込みの撤回などについての事項を記載した書面を交付した日
  • 「申し込み」をした日

いずれか遅い日を含めて消印が8日以内であれば、文書(郵送)で申し込みを撤回可能だ。

ちなみに、保険会社の指定した医師の診査を受けた後は、加入の医師が明確であるという判断がされ、この契約申し込みの撤回は取り扱われないので留意が必要だ。

そもそも、契約締結の際はこの件も含め重要事項として生命保険募集人からきっちり説明を受けよう。

一言

と、いう事でこの責任開始期は当たり前だが重要だ。契約の処理期間中に万が一がある可能性は低いかもしれないが、そもそもそういう不慮の事故のための保険なのだから、
保険に入ると決めているのであれば、出来るだけこれらの処理は早急に完了させるに越した事は無い。
クーリングオフも、基本的には生命保険募集人がしっかり説明をし、こちらがそれを十分理解し契約していれば特に必要のない制度だと思うけど、まああると安心出来るかな。


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