保険契約の手続きと流れ ーいよいよ契約、申込、第1回保険料、告知が重要ー

生命保険は「形の見えない商品」だから、生命保険募集人(営業マン)からの正しい説明や手続きと、契約者側からの正確な情報提供によって、お互い誤解の無い申し込み手続きが必要だ。
ざっくりした流れは、契約者の申し込み意思表示の後、意向確認書面と加入申込書の記入・捺印、第一回保険料充当金の払込、診査(告知)等の手続きを経てようやく契約成立となる。
それぞれの手続きには段階ごとに確認、署名(捺印)が必要なので、きっちり説明を受けて実践しよう。

1.申込書について

保険契約への申込書は、書いて出せば即契約となるものではないが、加入を申し込む書類なので、重要な書類だ。
まず、保険会社が作成した申込書に記載することから始まるわけだが、必ず契約者・被保険者が自分自身で記入し、署名・捺印する事が必要だ。もし、契約者と被保険者が異なる契約の場合は、被保険者の同意が必要。
記入の際の注意事項としては以下の通りだ。

  • 契約者、被保険者、保険金受取人の姓名及び契約者、被保険者の生年月日は、必ず戸籍等の公的書類記載のものを記載する事。
  • 職業は、会社員とか自営業とか抽象的なものではなく、事務員でデスクワークとか、個人商店で宅配業務をしている、とか具体的に書く。
  • 契約者が未成年の場合は、親権者もしくは後見人の同意が必要(契約者が結婚している、就業している場合は除く)
  • 告知書(告知欄)には、ありのまま記載する(虚偽を申請すると後々契約解除等のトラブルになるので注意)
    ・取扱者報告欄は、生命保険募集人が記載するが、契約者、被保険者双方面接のうえ、記載してもらう。(たぶん、向こうがそう言ってくる)
  • 最後、契約者、被保険者共内容をしっかり確認する

2.保険料の求め方

保険料は被保険者の生年月日から契約年齢を求めて、保険種類、保険金額に応じて求められる。
その契約年齢は保険会社によって「満年齢」を使用するか、「保険年齢」を使用するか分かれている。
満年齢は契約日を基準として計算される。
保険年齢は、満年齢の1年未満の端数について、6ヶ月以下は切り捨て、6ヶ月超のときは切り上げて満年齢に1歳加算する。
契約検討をした事がある人なら、保険によって何故その期間で自分の保険料が変わってしまうのか疑問に思った事があるのではないだろうか?それは、この保険年齢という考え方によるものだろう。

3.第一回保険料(充当金)について

第一回保険料に当てるために契約者が預けるお金の事で、領収証と引き換えに渡す。後々生命保険料控除の証明書になる場合があるから、しっかり保管する。
もちろん、契約が破棄になった場合は、領収証と引き換えにお金は返してもらえる。
この第1回保険料充当金は契約開始について非常に重要な意味を持っているので、支払いを要求されたら滞り無く支払いたいところだ。

4.告知・診査

契約の際には加入者の公平な危険分担のため、被保険者の健康状態などが一定の範囲内になるよう選択が必要だ。
そこで告知や医師等による診査(健康調査等)が必要なのだ。
保険料が予定死亡率などにもとづく危険度、被保険者の健康状態や職業などによる危険度を基準にして決定されるので、この危険度を判断するため重要事項に就いて質問し、被保険者(または契約者)から正確に情報を告知してもらう事を「告知義務」という。
医師による診査扱いの契約の場合でも、診査を行わない契約の場合でも、被保険者(または契約者)はこの告知義務の対象者となる。

診査(医者等による被保険者の健康調査など)の種類

  • 社医(保険会社所属の医師)や嘱託医(保険会社が委託した開業医等)による所定の健康診断書(診査報状)にて行うもの
  • 被保険者の勤務先等で実施した定期健康診断による所定の健康管理証明書にて行うもの(対象となる勤務先等には一定の条件がある)
  • 被保険者が病院等で受診した人間ドック等の検査成績表にて行うもの
  • 生命保険面接士(生命保険協会が定める専門の資格者)による所定の健康調査報告書にて行うもの。

一言

と、いうわけで保険の契約は保険業法等で決められているので、契約する際は粛々と言われた通りの手順で行う方がいいだろう。
もちろん、疑問に思った事はきっちり聞くべきだが。


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